4月も終わりだというのに、今日ウイーンは最高気温が8度でした。
10日ほど前は、20度を超す日もあったのに、先週はずっと雨が降って肌寒い日が続きました。
日本ではこの時期、行きつ戻りつしながらも、確実に少しずつ暖かくなっていったと思いますが、オーストリアでは、三寒四温が通用しないようです。
あまりの寒さに、冬のコートをまたひっぱりだして、教会に行きました。
月別アーカイブ: 2006年4月
母
「私は大丈夫、いつもイエス様が共に歩んでくださるから」
・・・・と普段思っているのに、なにか悲しいことや不安なことがあると、やっぱり母に電話してしまうのは、なぜでしょう。
絶対的な解決は、母にはなく、イエス様にある、というのはわかっているのに、母の声を聞きたくなってしまうのは、なぜでしょう。
母はいつも多くを語りません。ただ、「祈っているわよ」と言ってくれます。
その一言が聞きたくて、今日も携帯を鳴らしてしまいました。
カトリックの祭り
今日は、ドクター シャールという人が、ウイーンの新しい教皇に就いたという、就任のミサ(?)がシュテファン寺院で行われました。
カトリックの行事は本当にたくさんあって、とても覚えきれません。歌いにいくときも、その日になって初めて何のミサかを知るくらいです。
その就任ミサで歌った、V.ケルドルファーという作曲家のミサ・ソレムニスは、有名ではありませんがとても聴きやすい、美しいハーモニーです。ところどころに、メンデルスゾーンに似たフレーズがあって、ロマンティックな雰囲気をもたたえています。
その余韻に浸りながらシュテファン寺院からでると、その周りは、屋台がでたりメリーゴーランドが現れたり、ほんとにお祭り騒ぎでした。
クリスチャンとして歩むこと
クリスチャンとして歩むって、本当に苦しいことなんだ、と思いました。
主に従って歩もうとすればするほど、自分の弱点の多さに気づかされ、普通ならごまかして、何事もなかったように振る舞えるだろうことも、主の前では全てあらわにされてしまいます。
自分の悪いところを知ることはとってもつらいことです。
それでも、永遠の御国を継ぐものとされるために、自分の悪いところを知り、改善していくチャンスが与えられたのも、主の恵みである、ということが、今日わかりました。
それをわからせてくれた祈りの友に、そしてその友を与えてくださった神様に、心から感謝します。
祈りの点滴
ウイーン日本語教会に集う、もう30年以上もウイーンに暮らしているおばさま(7?歳)がいます。
彼女は3年前にがんを患い、もうかなりの進行状態だったにもかかわらず、奇跡とも言えるほど回復され、今も教会で奉仕されています。
そのおばさまは、いつもこう言うのです。
「入院中、ずっと点滴をされていたけど、私はみんなの祈りの点滴によって今も生かされている」
祈ることの素晴らしさを教えられます。