戦後まもなく、アメリカから宣教師が日本に来て、日本語の通訳をとおしてメッセージを聞く集会があちこちに生まれたそうです。
そこで、「Holy Ghost(聖霊)」を、最初は訳し方がわからなくて「聖なるお化け」と訳していたそうです。
今聞くとなんだか笑ってしまいますが、聖書は現在約2500カ国語に訳されていることを思うと、翻訳に携わる人たちの大変さを見る思いがしました。
月別アーカイブ: 2006年5月
ホルンダーの花
ホルンダージュースは、ウイーンに来てから知った飲み物です。
シロップ状になって売っていて、水でうすめて飲みます。さわやかな甘みがあっておいしいのですが、これはホルンダーという花を漬け込んで作られているのです。
この花は、町の至る所に生えていて、今ちょうど盛りの時期なので、周りにホルンダーの香りが甘く漂っています。
私の近所にもたくさん咲いていて、いつもそこを通るたびに、深呼吸してしまいます。
死の陰の谷
人はよく、神様にお願いごとをします。
家内安全、合格祈願、無病息災・・・・。
キリストを信じたら、それらの願い事がかなうのでしょうか?
そうではなく、失敗したり、病気になったりしたとき(死の陰の谷を歩むとき)でも、イエス・キリストが共にいてくだされば、希望を持って生きて行けるのです。
それが、キリストに従って生きて行く者の強さなのです。
華麗なるオルガニスト
オーストリアでは、日曜日のミサが、ラジオでライブ放送されます。
今日はウイーン1区にある教会でのミサで歌いました。
放送時間の関係上、11時きっかりにオルガンの後奏が終わらなければなりません。
ベテランのおじいちゃんオルガニストは、腕時計をちらちら見ながら、ちゃんと時間通りに終わるように、即興でいろいろなバリエーションを奏で、クライマックスを迎えて最後の音の響きが礼拝堂にこだまして、鳴り止んだその時、ちょうど11時になりました。
どの教会に行っても、オルガニストの華麗な弾きさばきには、いつも感動してしまいます。
キリストとキリスト教
「キリスト教を信じるのではなく、キリストを信じなさい。」
と、I牧師がおっしゃいました。
イエス・キリストが教えられたことはもちろん大切だけれど、教えのみが語り継がれたら、それは他の宗教(この世でよく生きるための道徳・倫理)と何ら変わらないものになってしまいます。
けれど、聖書が本当に人間に伝えたいのは、イエスさまの生涯。神の御子であるイエスさまが、人間の罪を帳消しにするために十字架にかかってくださったこと。それは、天地を創造された神様の、私たち人間に対する愛であること。
それは、宗教というものでくくることはできない、真理なのです。
クリスチャンであっても、うっかりすると教えのみを大切にしてしまいがちです。イエスさまは、教えを遺して死なれたのではなく、今も生きて働いてくださっているのです。ハレルヤ!