ウイーンはここ数日雪が降りました。気温はマイナス5度、最高でも0度という寒さでした。
街なかはすぐに雪も溶けてきたなくなってしまうのですが、少し山の方にいくと、新雪がそのまま残っていてとってもきれいです。
ウイーンの郊外の小さな町・ヒンベルクにある老人ホームで、コンサートをさせていただきました!
130人ほどの方が住んでいるホームで、車いすで押されながら、また杖をついてみなさん集まってくださいました。
ドイツ歌曲や日本の歌なども歌ったのですが、なんと言ってもウイーンの歌を歌った時のおばあちゃんたちの表情が忘れられません!
「ウイーン我が夢の町」を歌いだしたとたん、隣の人と手をつないで体を揺らしながら一緒に口ずさんでくれました。シューベルトの「菩提樹」も、ほとんどの人が3番まで歌詞をちゃんと知っていて、一緒に歌ってくれました!
日本人が日本の古い歌を喜ぶような感覚なんでしょうね。泣きながらじっと聞いていてくれたおばあちゃんの姿もありました。
歌は国境を越えますね!それを実感した日でした。
伴奏:建田亜子さん
ウイーンには、シモンという恋人がいるのですが(!?)、今回もうひとり増えましたので、ご紹介します〜!
シモン(3歳)とノア(9ヶ月)です!(下の写真)
ウイーンでいつも泊まらせてもらっている、友人宅の子供たちですが、1年前にはまだノアは生まれていなかったので、今回初の出会いとなりました。
シモンは、去年私がウイーンから去るとき、「行かないで〜」と言って涙の別れをしたのですが、その若さゆえに、1年経つともう私のことなんて忘れちゃってるかな〜と思っていました。が、ちゃんと覚えていてくれて、玄関先で私を迎えてくれました!
翌日も「Mi-ho-Mi-ho-Mi-ho-」という彼の叫び声で目覚めました(笑)。
お母さん(私の友人)が日本人なので、日本語で話しかけても理解はしていますが、でてくる言葉はドイツ語です。そのドイツ語も、去年は何言ってるかわからなかったのが、今回はちゃんと人間の言葉になっていて、子供の成長は速いなあと思いました。そのうち私がわからない難しいドイツ語を話すようになっちゃうんだろうなあ〜
今日の朝は、ウイーン3区のプロテスタントの教会・Pauluskirche(パウロ教会)の礼拝で歌わせていただきました。この教会の専属オルガニストは日本人の方なのです。
何年か前に、一度賛美させていただいていた教会なので、また訪れることが出来てうれしかったです。
そして、午後はウイーン日本語教会の礼拝でした。オーストリア人の教会を借りているので、午前中は現地ドイツ語の礼拝、そして午後から我々日本語教会の礼拝なのです。
ここでも少し時間をいただき、賛美を捧げました。
私が帰国してからウイーンに来られたかたもだいぶ増えていて、少しずつ変わって行くのだなあと、しみじみ思いました。でもこうして人が変わっても、教会がつながっていくということはすばらしい恵みですね。
ウイーン日本語教会