今日は、滋賀県草津市にある、びわこ学園という、重度心身障害者施設の見学に行きました。
近江聖書教会の牧師夫人が数ヶ月前からここで働かれていて、いろいろと施設の様子も聞いていたので、興味がありました。
ここは、もうすぐ50年を迎える社会福祉法人の施設です。本当に寝たきりで人工呼吸器でしか生きられない重度の方から、少し自力で歩けたり、4歳児程度の知能がある方まで、約100名ほどが住んでいます。
先天性の障害の方や、事故等で後から障害を負ってしまった方等、原因は様々ですが、普通の病気のように、治療して治るというものではないので、開設当初は幼児だった人がずっとそのまま大人になっているという利用者さんが多いそうです。
びわこ学園の周りにはきれいな花が咲く木や、小さな畑まであり、ただベッドに寝ているだけではなく、散歩に連れて行ってもらったり、となりにある養護学校に通ったりして、一人一人に合った方法で、少しでも人間らしい生き方をしてもらおう、という学園の理念が感じられました。この学園の創始者は、クリスチャンだったそうです。
「この子らを 世の光に」
これが、この学園の理念です。「この子らに 世の光を」ではないところに注目!です。聖書に書かれてある、「あなたがたは世の光です」から取られているのではないかと思いますが、どんな人でも、神様が愛されて創られた尊い人間なのです。
今度、ここでボランティアでコンサートをさせていただく予定です。利用者さんだけでなく、ここで働いているスタッフさんたちにも、神様の愛と心の平安を届けることが出来たらいいなあ、と思っています。